-565-今年のカニも終わりが近い🦀【越前がに】
皆さんこんにちは!
冬も終わりが近づき花粉の季節が近づいていますね🥲
さて、福井県の名産物にはみなさんご存知の越前がに(ズワイガニ)があります。
越前がにの解禁日は毎年11月6日です。セイコガニ(メス)は年末で終了しましたが、オスはあと少し、3月20日までです。
当館ではタグの付いたカニを展示していますが、水槽を覗いていると時々、カニがカニを挟んでいる様子が見られます。
ま、まさかケンカ!?と思う方もいるかと思いますが、これはズワイガニの求愛なんです😘
オスはメスよりも体が大きく、気に入ったメスを挟んだら離しません。束縛系ですね。
メスは孵化するまで卵をお腹に抱えます。卵の色は産卵してしばらくはオレンジ色、やがて茶黒色となり、ふ化が近づくと黒紫色に変化します。
孵化したズワイガニの赤ちゃんがこちら!
は?どこにおるんや?と思った方、私もそう思っています。写真撮るの難しい…。
中央辺りに写る黒い点が赤ちゃんなんです。
カニの赤ちゃんは産まれた時からカニの姿をしているわけではないんです。
孵化後、約2〜3ヶ月は浮遊幼生期(プレゾエア期→ゾエア期(2期)→メガロパ期)といってふよふよと海中を浮遊して過ごします。その後、稚ガニに変態し、底生生活を送ります。
稚ガニは脱皮を繰り返し、およそ10年ほどかけて大人に成長していきます。
ズワイガニの求愛行動が水槽内で見ることができる"かも"しれませんので、ご来館時にその目でご確認ください。
おまけ
ズワイガニ甲羅に黒い粒々がついていることがありますが、あれはカニビルという生き物の卵です。
噂話では、この卵が付いていると脱皮してからの時間が長く経っており、身入りが良い可能性が高いと言われています。購入の際に参考にしてみてはいかがでしょう🫡
ではまた〜🖐️
魚類係