-618-飼育員の仕事について
初めまして、4月から新入社員として入社しましたDです。県外から、ドルフィントレーナーを目指してこの業界に飛び込みました。
右も左も分かりませんが、スポンジの吸収力のように先輩から学んで、他のスタッフと同じくらい仕事ができるようにがんばっていきます!好きな生き物はカマイルカです!趣味はカメラで動物や風景を撮ることです!
今回私は、普段飼育員がどんなお仕事をしているかについて、ご紹介します!私たち飼育員は、掃除と調餌、給餌、トレーニングetc...
など細かいことから大掛かりなことまでたくさんのことをしています。その中で基本的な掃除についてご紹介します!
掃除はそれぞれの場所でやり方は、異なりますが基本的には、全ての汚れを落とすことが目標です!掃除場所が色々ある中で、今回はフンボルトペンギンの展示の掃除について話していきたいと思います!
その前に!
掃除前に必ず見なければならないポイントがいくつかあります。まず一つ目、生き物の状態です!これは生き物を直接見るのと、壁や床についた便や尿の状態、掃除中の行動など、これらをみて病気なのか、怪我をしているのか、元気なのかを判断します。また、普段どんな行動をしているのか、知っていなければ異常などを見極めることは、できないんです。生き物は、病気や怪我などをしていても外見には見せないようにしています。これは、自然界で弱さを見せてしまうと、天敵に狙われやすくなるためです。怪我や病気などが悪化して、外見でわかるぐらいになってしまうと、治療が意味ないほど末期になっていることもあります。なので日々の観察は、とても大切なことなのです!
掃除は、それぞれの場所でやり方が違いますが、汚れを落とすことが目標です。フンボルトペンギンの展示場は主に観覧側のガラス、プールサイドの汚れ、玉砂利の3つです。これを大体1時間以内に終わらすことが、今回の掃除場所の目標時間です。ペンギンたちの便は落としにくいので、筋トレのように掃除していきます。写真のように、動物たちをリラックスさせながら、掃除するのがベストなので、動物たちが緊張しないように行ないます。
このように私たち飼育員は掃除中でも、常に動物のことを考えて作業を行なっています。
また、動物についても詳しくならなければ何が、どう異常なのか判断がつかないため日々勉強あるのみです!私もわからないことばかりなので学びの毎日です。
水族館に来た際は私たち飼育員がどのように掃除して、どこをみているのか、ぜひみてみてください!動物だけではなく飼育員も観察してみると面白いと思います!
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!最後まで読んで頂きありがとうございます!
カメラ好きの飼育員Dでした!