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2015年8月30日 (日)

-347- 換羽イワトビ フォトギャラリー

現在、イワトビペンギンたちは、羽の生え変わる換羽シーズンです。
新しい羽毛が生えてくるのにしたがい、古い羽毛が抜け落ちるのですが
それぞれの個性?や時期によって、ちょっとユニークな見た目になることがあります。
普段は強面のイワトビたちの、期間限定の姿をいくつかご紹介します

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左側は、最初に換羽が終了した、「10」。
昨年、当館生まれの「紫」と入れ代わりにやってきた雄で、大事な婿殿です。
トレードマークの黄色い飾り羽(これも「かんう」(冠羽)といいます。ややこしい・・・)が、
まだ短くてあまり迫力がありませんね。
右側の「橙」は、ちょっとお洒落な襟巻きふうです。


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まだ換羽前半の、「白」。全身膨らんでまんまる。
この状態のときは、個体名によらず、私からは勝手に「おにぎり」と呼ばれます

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右側、イワトビファミリー母の「無」(なし、といいます)も、同じくおにぎり状態。
隣では、再婚相手の「両」がテリトリーを守っています・・・が、
顔周りだけ羽毛が残っていて、残念ながら迫力より面白さが勝ってしまってます。
エジプトのファラオみたい・・・

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翌日の「橙」は、襟巻きからマフラーくらいになりました。

古い羽毛はどんどん抜けていくので、換羽中の姿は、日ごとに変化していきます。
たまに面白い感じになってても、カメラを持ってなくて悔しい思いをすることも・・・。
皆さんも、換羽中のペンギンを見かけたら、個性的な抜け方を探してみてくださいね。

最後に、ご報告です。遅くなってしまい、すみません。
イワトビファミリーを築いてくれた、父イワトビの「緑」が、5月の終わりに死亡しました。
白内障で視力が悪く、安全のため隔離室で暮らしていましたが
視力以外に年齢を感じさせない、矍鑠としたお爺さんペンギンでした。
当館に来てから25年。3羽の雛を育て上げてくれました。

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「緑」への感謝の思いとともに、これからまた新たな世代が誕生することを期待して
ペンギンたちのお手伝いをしたいと思います。

++ き く ++

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