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2011年10月

2011年10月17日 (月)

-241-海面漂う不思議生物!

海面を漂っているかわったクラゲがいます。

名をギンカクラゲといいます。本州太平洋側の比較的暖かい海にいるクラゲですが、福井でも10月頃にみることができます。風の影響を受けて海に打ちあがっていることもあるようです。 このクラゲ実は一匹に見えますが、たくさんの個体が集まった群体です。合体ロボのようなものです。 真上からみると『銀貨』のようにもみえる、とても綺麗なクラゲです。

ただいま展示3日目ですが、飼育が難しいクラゲですので数日から数週間しかもたないと思われます。お早めにご覧ください。

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ちなみに刺されると痛いです。痛さ★★☆☆☆くらいでした。海に打ちあがっているギンカクラゲをお金と間違えて「あ!ラッキー」といって拾ってしまい刺されることのないように・・・

KOJIMA

2011年10月14日 (金)

-240-青いトノサマガエル展示開始

またまたカエルの色変わりが発見されました。 “またまた”っと言うのは春に黄色や青色のアマガエルのが発見されたからです。
でも今回は「トノサマガエル」の青色です。色変わりのアマガエルについては時折、報告されるのですが、トノサマガエルで青色の個体が見つかるのは全国的にも非常に稀。カエルの研究で有名な広島大学 大学院 理学研究科の住田正幸教授からも珍しいとコメントを頂きました。
そして、その青いトノサマガエルですが..... なんと..... 全部で5個体もいます。
その内、青色が濃いのは3個体です。

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背中に3本、鮮やかなブルーが入っています。

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目の後ろ辺りが強いブルーです。

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他の個体に比べ暗いブルーをしています。 もう一度言わせていただきます。青いトノサマガエルが発見されるのは全国でも非常に稀です。5個体も同時展示は多分日本初だと言っても過言ではないでしょう。しかも青色が濃い個体が3個体も居ます。 展示は越前松島水族館の「かめ・かえる館」にて行っています。幸せを運ぶ青いトノサマガエルを見に来てはいかがでしょうか?

もも

2011年10月11日 (火)

-239-ぺんぎん館・近況報告

ぺんぎん館がオープンし、2か月が過ぎました。 この新施設のポイントは、何といってもプールの大きなアクリルと水中トンネル! ですが・・・ オープン当初、ペンギンたちは引越し直後だったため ほとんど泳ごうとせず、陸地でただじっとしているだけ。 せっかくの水中トンネルでも 「なにもいなーい」というお客様の残念そうな声が聞こえていました・・・。

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       「置物じゃないんですか?」なんて言われることも 例外だったのは、名古屋からやってきたジェンツーペンギン三人娘。 まだ3羽とも若い個体だったこともあり、 引越し翌日から、施設内を我が物顔で活動していました。 現在も、ガラス沿いにお客様と遊んだり走り回ったり、ぺんぎん館のいわば営業課です。

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             光の反射する物は特に興味津々 新参者が幅をきかせる中、イワトビペンギンが半月後、ようやくプールへ進出。

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 イワトビペンギンのプール一番乗りは、最も若手の「紫」でした オウサマペンギンが泳ぐようになったのは、なんと1ヶ月後。 それまでは、スタッフがプールにペンギンを誘導しても 大慌てで陸地に飛びあがってくる始末・・・。 動物にとって、知らない場所に馴染むということはとても大変なことなんですね。 その後はすっかり落ち着き、広くなったプールでゆったりと泳いでいます。



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9月中は、イワトビペンギンが換羽のため、陸地でじっとしていましたが 換羽も終了した現在、3種のペンギンがそれぞれに泳ぐ姿が見られます。 水中のペンギンの機敏さには、スタッフも驚きです。 様々な角度から、ペンギンたちの能力と魅力に注目してくださいね。

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 +++ き く+++

2011年10月 7日 (金)

-238- ハナオコゼの卵

皆様こんにちは。最近ぐっと寒くなってきました。

ただいま本館の二階ではハナオコゼというお魚を展示しております。
このハナオコゼですが変わった卵をうみます。ハナオコゼの卵はゼリー状のものに囲まれております。今年もうすでに五回ほど卵を確認していますが、ふ化後一週間程度までしか飼育できていないのが現状です。今色々と方法を試していますので近い将来皆様に小さなハナオコゼを披露できる日がくるかもしれません。
お腹が大きなハナオコゼもいますので6回目の産卵が数日後確認できるかもしれません。写真の左側のもやっとしたものがハナオコゼの卵です。

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コジマ

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