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2010年10月

2010年10月28日 (木)

203 クラゲとアオリイカ

現在本館二階ではアオリイカを展示しています。釣りで採集したものです。アオリイカには生きたエサをあげています。何かというとアジやメジナといったお魚です。運が良ければアオリイカがエサを食べるところをみることができます。たまにザリガニも餌であげていることがあります。

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クラゲもただいま6種類ほど展示中です。ミズクラゲ、ブルージェリー、スナイロクラゲ、ベニクラゲ、サカサクラゲ、ハイクラゲです。

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ハイクラゲはスナイロクラゲの水槽のアクリル面にくっついています。とても小さいので(2mmくらい)見つけてみてください。ベニクラゲは不老不死のクラゲです。歳をとると若返ります。 変わったクラゲ達やアオリイカを是非見に来てください。

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2010年10月27日 (水)

-202-ナガレタゴガエルを探して

現在、福井県に在来するカエルは13種が確認されています(ウシガエルを除く)。その内、越前松島水族館にて展示しているカエルは11種。残りの1種(ニホンアカガエル)はバックヤードで待機しており、もうすぐ展示予定です。そして最後の13種目となるカエルとは「ナガレタゴガエル」。この「ナガレタゴガエル」が曲者なのです。

「ナガレタゴガエル」福井県においては昨年発見されたばっかりで、情報がほとんど無いカエル。世界においても珍しい渓流性のカエルで、秋に川辺に集まり入水→雪深い冬は水中で凄し→雪も溶けない早春に産卵 それ以外の時期はどこに居るのか分りません。とても不思議に満ちたカエルなのです。 その生活史ゆえに発見が難しいカエルなのです。

しかし!是非こんなカエルを皆様に見てもらいたい!越前松島水族館に行けば福井県在来のカエルが全部見れるんだよ!って言ってもらいたい。頑張りました。3年間かかりました。(2009年秋までは福井で発見例が無い為、石川県などで調査)ある時は雪山に登山し、ある時は山道を5時間以上歩き、ある時は隣の沢にクマが居たり、ある時は違うカエルが居たり......... 走馬灯のように思い出がよみがえります。 そうです。とうとうやりました。「「ナガレタゴガエル」」を見つけました。

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見つけたときの感動は言葉では言い表せません。


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ん?普通のカエルにしか見えない?確かにたまに見かける「アカガエル」に非常に良く似ています。しかしノド元の模様や水かきが大きいことなどが異なっているんです。何と言っても繁殖期の体が...... ブヨブヨになるんです( ̄○ ̄;) 皮膚がたるむんです!一度は野外で見てみたいものです。 さてこのカエルが居る環境が渓流っと話しましたね。こんな感じです↓

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夏は涼しいのですが...... ここ最近は恐ろしいぐらいに寒いです。 本日は低気圧のせいで気温が1.3℃まで下がりました( ̄ー ̄; そのおかげ?せい?もあり、山の上では紅葉が始まっていました。

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道際ではススキが穂を垂れ、山ではトウカエデが黄色に色づき、ミズキが赤くなっています。紅葉を楽しみに行く皆様、頭の片隅にカエルのことも入れて山へ出かけてください(笑) 「ナガレタゴガエル」の展示は今しばらくお待ち下さい。現在、急ピッチで展示へ向けて準備しております。水族館にて福井県在来のカエルが一同に観覧できる日もスグです!


もも

2010年10月23日 (土)

-201-名前も華やか「ハナデンシャ」

ハナデンシャといいますと、漢字では「花電車」と書き、花で美しく飾りつけた電車のことをいいます。 ここで紹介させていただくのは、電車ではなく「生き物」のハナデンシャです。ハナデンシャは、下の写真のような姿をしています。

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少し分かりづらいのですが、ウミウシという軟体動物の仲間です。殻が無くなった巻貝(陸上で見られるものとしては、ナメクジになります)と思っていただければよろしいかと思います。

ウミウシの仲間には、色鮮やかな美しいものが数多く見られます。ハナデンシャも、体全体が、赤、オレンジ、黄、白色などで彩られ大変美しくなっています。また、小さな種類が多いウミウシの中にあって、体長が20cmとかなり大きくなるため見ごたえもあります。

さらに、刺激を与えると暗闇では青白く光るというおまけつきです。(これらの特徴から花電車に例えられ、名付けられたそうです)

ただ、ハナデンシャはもともと暖かい海に棲んでいるとされており、なかなかお目にかかることの出来ない希少種とされています。当館の地先でもほとんど見ることはありません。ただ、数年前に一度数多く獲れたことがあり、今回で2回目(私の水族館勤務暦20年の中で)となります。 どちらの場合も、水中ではなく、海面をボール状になって浮かんでいる姿で見つかっています。そのため、何らかの理由で遠い南の海から流されてきたのではないかと思われます(証拠は無いですが・・・)。前回は、エサが分からず短期間の展示しか出来ませんでした。

しかし、その後の情報でクモヒトデを食べているらしいということが分かってきました。今回クモヒトデを与えたところ、ゆっくりではありますが脚をすするように食べており、捕獲してから1ヶ月程度飼育・展示を継続しています。とはいえ、いつまで生きてくれるかは分かりませんので、早めにご来館いただき美しいハナデンシャをご覧になってください。

              Inagi

2010年10月 9日 (土)

-200-体育の日特別催し ~白熱~カメレース

10月11日は体育の日(昔は10月10日だったんですけどね~、この日は晴れの特異日ということで東京オリンピックが開催された日です。そのことを記念して制定されたのですが・・・。

最近では、10日といっても平気で雨降りますけどね・・・)ということで、ここ数年恒例になっているカメレースを、9~11日まで開催しています。

レースに参加するのは、イシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の3種類のカメです。全長5mほどのコースには、パイプやブロックなどの障害物も置かれています。出走するカメたちはそれらを避けながらゴールを目指していきます。

今日は気温が多少低かったせいもあり、カメの動きがいまひとつだったような気がします。スタート地点からなかなか出発していかないカメや、途中で止まって動かないカメも出てきました。 1-2-3着と1-2着をズバリ当てられたお客様には、素敵な賞品をプレゼントさせていただくこともあってか、なかなか思うように動いてくれないカメにやきもきしておられる方もいらっしゃいました。そのうち、カメがゴール近くになると大きな歓声やため息が聞こえてきて、なかなかの盛り上がりが見られるようになりました。 レースは残り2日となりました。秋の1日を、のんびりとカメたちと運試しされてみてはいかがですか?


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  スタート地点のカメたち。これから、彼ら(彼女ら)の熱き戦いが始まるのです。カメの状態をチェックする子どもたちの目も真剣です。

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ゴール前の激しい戦い。白熱した?レースに、思わず力が入ります。

2010年10月 4日 (月)

-199-マダラ産卵

マダラっと聞くと何を想像しますか?斑ですか?某漫画の登場人物ですか?今回はそうではありません。マダラっとはマダラヤドクガエルのことです。現在、越前松島水族館では1個体のマダラヤドクガエルを展示しています。しかし!新しいマダラ君たちが水族館にやってきました!

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今はまだバックヤードで飼育中です。新しい環境に慣れさせているのです。是非、新しいマダラ君が展示されるのをお待ち下さい。 そんなバックヤードでの展示待ち中にビックな事をやってくれました。そう!産卵です!

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5卵生んでおり、3卵が受精しているようです。卵割がはっきりと見えます。 しかし安心は出来ません!コバルトヤドクガエルの産卵経験から考えると乗り越えるべき壁は多いのです。卵の発生(発達)が途中で終わってしまったり、オタマジャクシにカビが生えたり、口が上手く動かせ無かったり...... カエルになるまでに死んでしまうオタマジャクシも多いのです。気を引き締めて育てていきたいと思います!

追記:もうそろそろコバルトヤドクガエルのオタマジャクシの展示を終了します。  

 今回を見逃すと次回はいつになるか分りません。  

 ぜひ外国産の中々みれないオタマジャクシを見に来てください。

もも

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