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2010年10月23日 (土)

-201-名前も華やか「ハナデンシャ」

ハナデンシャといいますと、漢字では「花電車」と書き、花で美しく飾りつけた電車のことをいいます。 ここで紹介させていただくのは、電車ではなく「生き物」のハナデンシャです。ハナデンシャは、下の写真のような姿をしています。

Densya1

少し分かりづらいのですが、ウミウシという軟体動物の仲間です。殻が無くなった巻貝(陸上で見られるものとしては、ナメクジになります)と思っていただければよろしいかと思います。

ウミウシの仲間には、色鮮やかな美しいものが数多く見られます。ハナデンシャも、体全体が、赤、オレンジ、黄、白色などで彩られ大変美しくなっています。また、小さな種類が多いウミウシの中にあって、体長が20cmとかなり大きくなるため見ごたえもあります。

さらに、刺激を与えると暗闇では青白く光るというおまけつきです。(これらの特徴から花電車に例えられ、名付けられたそうです)

ただ、ハナデンシャはもともと暖かい海に棲んでいるとされており、なかなかお目にかかることの出来ない希少種とされています。当館の地先でもほとんど見ることはありません。ただ、数年前に一度数多く獲れたことがあり、今回で2回目(私の水族館勤務暦20年の中で)となります。 どちらの場合も、水中ではなく、海面をボール状になって浮かんでいる姿で見つかっています。そのため、何らかの理由で遠い南の海から流されてきたのではないかと思われます(証拠は無いですが・・・)。前回は、エサが分からず短期間の展示しか出来ませんでした。

しかし、その後の情報でクモヒトデを食べているらしいということが分かってきました。今回クモヒトデを与えたところ、ゆっくりではありますが脚をすするように食べており、捕獲してから1ヶ月程度飼育・展示を継続しています。とはいえ、いつまで生きてくれるかは分かりませんので、早めにご来館いただき美しいハナデンシャをご覧になってください。

              Inagi

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