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2010年3月

2010年3月31日 (水)

174-ペンギンのオスとメス

今回はお客様から良く聞かれる質問にお答えしちゃいます。その前にこちらの写真を御覧ください・・・

Pes1

さて、この2羽ですが、どちらがオスでどちらがメスか分かりますか?

正解は左がオスで右がメスです。

そう、よくある質問とは

ペンギンのオスとメスはどうやって見分けますか?

という質問です。 ペンギン達にもちゃんとオスとメスがいますし、夫婦の仲はとても良いんですよ!でも、残念ながら外見で判別することが出来ないんです。一般的に体が大きいほうがオスと言われますが体の大きなメスもいるので確定は出来ません。

なので、オスメスを知るための検査方法がいくつかあるのでご紹介します。

その1ペンギン達から血液や羽を採取してDNA検査を行う。

その2ペンギンにはお尻の穴が一つしかなく、おしっこやうんち、卵も同じ穴から出ます。
また、卵を産むのは必ず雌なので、穴の中を調べて卵の通り道があればメス、なければオスとなります。

その3(フンボルトペンギンの場合だけ)嘴の幅や長さ、高さ等を計測し、特定の計算式にあてはめて、出てきた答えでオスとメスを判別します。

ただこれは、写真に写っているフンボルトペンギンの場合だけです。 この様な方法でオスとメスを判別する方法があります。ちなみに当館ではDNA検査で判別しているんですよ。 もし当館のペンギンたちのオスとメスが知りたい方は、お散歩中などに声を掛けてくださいね♪

☆ボックリ☆

2010年3月30日 (火)

-173-ジャブジャブプール

ジャブジャブプールに大量の魚を入れました。

春休み用にきれいになったプールに予備水槽で飼育していた魚を移動しました。

スケールアップしたジャブジャブプールにぜひ遊びに来てください。

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佐々木

2010年3月25日 (木)

-172-水族館ガイドツアー開始!

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この度、越前松島水族館ではガイドツアーが開始しました!

水族館スタッフが館内を案内いたします!もちろんお客様が日ごろは見ることが出来ないバックヤードも見れます。バックヤードとは水槽の裏側や展示していない生き物が居る場所の事です。

土・日・祝日(ゴールデンウイークと夏休みを除く)に行っています(2010年現在)。時間は14時からの1時間程度で、当日に改札口で申し込んで下さい。一回で約20名までを上限とし、お一人様500円です(3歳以上)。

さてさて、記念すべき第一回目はこのお二人でした。

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私が仕事している場所にも見学に来たのですが..... とっても礼儀正しく、好奇心が旺盛な子供でした。非常に満足した顔で見学していました。今後も行っていきますので是非参加してみてください。 参加すると.......



この水槽の上を歩ける「さんご水槽」.... どうなってるの?どうゆう構造?どうやって浮いてるの?

その答えはガイドツアーで!裏側をお見せいたします!みなさんもどういう構造になっているのか想像して来て下さい。その他にも様々な生き物に餌もあげられます。参加される前に「疑問」や「予想」をして参加するともっともっと水族館を楽しめますよ♪

もも

2010年3月21日 (日)

-171- 飼育係のお仕事・その2

どうもこんにちは!!

さて今回はお久しぶりにわたしたち飼育係のお仕事をちょっとだけご紹介。

さてこの写真なんですが…いったい何をしているところかお分かりでしょうか。

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はい!

正解は、飼育日誌を記入しているところでした。

飼育日誌とはなんぞや?と思われるでしょうが… 飼育動物たちの状態を記録しておく日誌です(そのまんまですね…)。

たとえば、何をどれだけ食べたかとか、体調や餌の食べ方・サインへの反応はどうだったとか、他の同居個体との関係はどうだったかとか、周囲の環境はどうだったかとかなどなど… そういった飼育動物にかかわる事柄を、後にみんなに伝わるように記録として残しておく大事なお仕事です。
飼育係のお仕事というと、ショーとかアトラクションとかの表舞台が目立ちますが… 実はこういったデスクワークや地味な作業が大半なんですよ。
どれもこれもとっても大事なお仕事なんです。

ちょろ

2010年3月20日 (土)

170-イワシの移動

マイワシの群れを展示している海洋大水槽にマイワシを追加搬入しました。

3月18日に館内の予備水槽から、大バケツにマイワシを入れて約60m離れた海洋大水槽に移動いたしました。

大きくたくましくなった群れをぜひ見に来て下さい。

Iwasi

佐々木

2010年3月16日 (火)

-169-アカクラゲの展示はじめました◎

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アカクラゲの展示をはじめました。

今回展示をはじめた個体はちょっと小さめですが、触手がきれいに伸びており綺麗なクラゲです。アカクラゲは別名「ハクションクラゲ」と呼ばれております。

なんで?とおもった方!答えは↓

実は昔アカクラゲを乾燥させて粉状にしたものを忍者が使用していたそうです。その粉を吸い込むとクシャミがでるからハクションクラゲです。

みなさん納得していただけましたか?笑

アカクラゲは本館二階に展示しております。餌やりの瞬間をみることが出来たお客様はラッキーです!!

sadaaki

2010年3月13日 (土)

-168- 後ろの肢が生えてきた!

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先日展示を始めたコバルトヤドクガエルのオタマジャクシですが、後肢が生えてきました♪ 順調に成長しているようでホット一安心。

でも横から見ると......

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まだ全然、肢が見えません。 今はちっちゃな肢ですが、将来はこの肢で元気に跳び回ることでしょう。

そうそう。世間ではまだまだ寒い日が続いていますが、生き物達はしっかり「春」を感じているようです。 オウサマペンギン館の横に生えているフキノトウがこんなに大きくなってました。

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フキノトウっと言うよりは既にフキですね。 それと水族館のすぐ近でも「春」を感じる生き物が。そう!ウグイスです♪ 姿は見えませんでしたが、泣き声がしていました。

まだ、練習中なのでしょう。ホ~~~ホケ....。「キョ」が言えてませんでした。

水辺ではカエルの卵塊がありました。

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ヤマアカガエルかニホンアカガエルの卵なのですが、親カエルは見つかりませんでした。身近なところでも春はそこまで来ているんですね。

もも

2010年3月12日 (金)

167-初泳ぎ☆

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本日12時!フンボルトペンギンの若鳥が泳いでいるのを発見!! 卵からかえって今日で73日目。 昨日までは巣箱から出ることは無く、巣箱の中で、親ペンギンに見守られながら生活していたのですが、巣箱の外に出ている上に泳いでいる姿を見て、スタッフは大はしゃぎ。

その泳いでいる姿は堂々としたものでした。

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  一人前に、泳ぎながら羽のお手入れもバッチリ。

運が良ければ、来館された際に見られるかもしれませんよ。 (フンボルトペンギンの場合、若鳥は、成鳥にはある胸の1本の黒いラインがまだありませんので、すぐに見分けがつきます。)

☆もりし☆

166-ウーパールーパーの赤ちゃん展示

ウーパールーパーことメキシコトラフサンショウウオの赤ちゃんの展示を始めました。

メキシコトラフサンショウウオは1月から3月の冬から春になる、水温が少しずつ上がっていく時期に産卵を行い、水族館のメキシコトラフサンショウウオも1月の終わりごろから産卵が行われています。

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これは産卵3日後の卵です。写真では分かりにくいですが、卵は粘着質のゼリー状の保護膜に覆われており、卵を守っています。そして2週間ほどでメキシコトラフサンショウウオの赤ちゃんは産まれてきます。産まれたばかりのメキシコトラフサンショウウオは親とよく似た姿・形をしていますが手足がまだ生えておらず、1ヶ月ほどすると少しずつ手足が生えてきます。

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今回、展示するのは2月14日産まれの生後約1ヶ月の赤ちゃんで、まだ手が少し生え始めたばかりです。展示場所は本館2階のメキシコトラフサンショウウオの水槽内にある小さな水槽です。これからすくすくと大きく育ってくれると思いますので、水族館にお越しの際はぜひ御覧ください。

コーチ

2010年3月 8日 (月)

-165-ようやく1年経ちました

マンボウは他園館では長期飼育されている所も多く、飼育に関するノウハウもある程度は知られています。

当館でも一昨年から飼育・展示を開始したのですが、何分初めてのことなので、飼育経験のある水族館の職員の方から指導をしていただきながらのスタートとなりました。
マンボウは捕獲される時期がある程度限定(12~3月)されていますので、少なくとも次の捕獲時期になるまで継続して飼育出来るのかということが大きなプレッシャーとなりました。 エサの品質や水質などに注意しながら大事に飼育していったつもりでした・・・

しかし、夏休み中に2匹いたマンボウが次々に死亡し、あっけなくその年の飼育・展示は終了してしまったのでした。時期が時期でしたから、マンボウに会いに来られた子供さんにも多大なご迷惑をおかけしてしまいました。 どこに問題があるのか?と検討を重ね、水槽内をやや暗くしたり、大きな水温変化を起こさないなどの点に注意しながら昨年の2月から飼育・展示を再開いたしました。改善した結果、このたび1年以上の継続飼育にこぎつけました。

国内では、8年以上も飼育されている所がありますから、たかだか1年ではその足元にも及びませんが、一歩前に進むことが出来た1年であったと思います。担当している職員も、「他園館から比べるとほんのわずかな1年かも知れないが、当館にとっては大いなる1年である」と、ボソリと言ったとか言わないとか・・・

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当館のマンボウは他園館のものに比べると、やや、ボーッとしていることが多いようです。普段泳いでいる時も、上の写真のように体を横にしいたり、斜めにしたりして流れに身を任せていることが多いようです。
そのため、お客様から「あのマンボウ弱っているんじゃないの?」とお問い合わせをいただいたこともあります。
エサの時になると体勢を立て直して猛スピードで職員の所に泳いできますので、決して弱っているわけではありません。ご安心を。

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