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2010年2月

2010年2月28日 (日)

-164-リュウグウよりの使者・再び?

25日、朝、知り合いの方より、「3mほどの長さの魚らしきものが、波打ち際近くを泳いでいる。
今なら、捕まえることが出来るかもしれない」という連絡をいただき、職員2名が直ちに現場に直行した。

魚の名前は定かではないが、状況から判断するに、どうもリュウグウノツカイなのではないか?しかも、生きているものを捕まえることが出来るかもしれない。滅多に遭遇することが出来ない出来事に職員の気持ちはいやが上にも高まったのであった。

そして、現場に到着し、彼らがそこで見たものとは・・・

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実は、リュウグウノツカイではなくサケガシラという魚でした。

大きさも、当初聞いていた3mは無く、写真のような大きさでした。(サケガシラは成長しても2,5m程度といわれています)サケガシラも珍しい魚なのですが、リュウグウノツカイと比較すると、漂着したり、捕獲されたりすることが多くあり、今ひとつ、話題性は無いようです。

とはいっても、どこでどのようにして生活しているのかという基本的なことすら分かっていませんので、情報を仕入れておくというのは大変重要なことです。また、似たような形態をした魚にテンガイハタというものがいます。

しかし、このテンガイハタとサケガシラの区別が、当館の職員では良く分からないのです。いつか、はっきりとこうだと言えるように今後とも記録をとっていきたいと思います。

a-inagi

2010年2月24日 (水)

163-お昼寝中

最近暖かい日が続いていますね。アザラシもそんなぽかぽか陽気にお昼寝を始めたようです。

今回はアザラシがお昼寝しているところへお邪魔してきました。

早速見てみましょう☆

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う~ん、背中しか見えないですね・・・。

でも、よく見ると半分ずつ質感が違うように見えませんか? 実はアザラシの体には毛がびっしりと生えています。濡れているとつるんとした質感で、あまり毛が目立ちません。

でも、日向ぼっこなどをして毛が乾くとフワフワ・モコモコの感触になるんです。写真の下半分は乾いている毛、上半分は濡れている毛なんですよ。 当館ではアザラシが落ち着いている状態ならば、食事の時間に触れ合いを行っています。時折乾いたままの状態で触れ合いスペースに出てくることもあるので、そんな時には是非フワフワの体毛を体験してみてくださいね!

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最後にお顔を見せてくれました・・・眠たそうです。

☆ボックリ☆

2010年2月20日 (土)

-162-コバルトヤドクガエルのオタマジャクシを展示開始!

さて、今回はコバルトヤドクガエルのオタマジャクシを展示開始しました!もちろん産んだのは、展示してあるカエルちゃんです。

飼育下のヤドクガエルはプラスチック質のスベスベした場所に好んで産卵することが多いようです。自然界では水が溜まった葉っぱの上や苔の中などに産むみたいです。
そこで今回はコバルトヤドクガエルの産卵のためにフィルムケースを入れてみました。すると.......

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のぞいてますね~夫婦で相談中でしょうか?この後どうなったかと言うと!

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あらぁ~離れちゃいましたね。別居生活ですか。っと言いますか新居が気に入らなかったのか.....

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あれ?でも?後ろのコバルトちゃんは気に入った様子。入るのか(ドキドキ)!!??

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おぉ~入りました!入居おめでとう♪ 気に入ったかな?

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そうかそうか。こんなに、くつろぐくらい気に入ったか。良かった良かった。

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っと数日後。夫婦で入っていました!仲よさそうですね。(少し見難いですがフィルムケースの右上の方に鼻先が出ています)

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夫婦がエサを食べに出かけている際にちょいと新居を拝借。

.......ありました。ゼリー状の膜に覆われた卵です!今回は2個ありました。

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その後、無事に育ち、こんなに元気なオタマジャクシになりました。ただ今、かめ・かえる館のコバルトヤドクガエルの水槽内にて展示中です。是非、青くないコバルトヤドクガエルのオタマジャクシに会いに来てください。

もも

2010年2月19日 (金)

-162-季節はずれ、場所はずれ?!の大雪

2月に入り、立春も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。

東京でも、2月に入って雪の降る日が続いているようですね。さて、当館でも16日の夜から17日の朝にかけて降った雪が珍しく20cm程積もりました。
もともと、福井県は北陸ですから、雪が降って積もるのは当たり前のことですが、水族館のある海岸付近は、冬でもほとんど雪が積もりません。これは、季節風が強く吹いて、雪雲が内陸の方に流されてしまうからと考えられます。

ところが、季節風が吹かず、ほとんど無風状態になってしまうと、今回のように海辺で雪が降り積もることになります。積雪も珍しいのですが、2月のこの時期に降り積もるというのも、今まであまり記憶がありません。

是非この機会に、雪国にありながらなかなか見ることの出来ない雪景色を御覧になられてはいかがでしょうか? 普段見ることの出来ない動物たちの姿を見ることができるかも知れませんよ。 来週からは暖かくなる予報ですから、この雪も多分来週早々には消えてしまうと思われますのでお早めにどうぞ・・・

ちなみに、館内は除雪されていますし、当館に通じている道路も除雪されていますのでご安心を・・・

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海洋館も雪化粧

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サボテンと雪の不思議な景色

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雪が積もって大喜び?のゴマフアザラシ

2010年2月17日 (水)

-161- おめでたい!? 紅白模様のズワイガニ

2010年1月18日に越前漁港のズワイガニ底引き網漁船より、変な模様のズワイガニ(越前ガニ)が水揚げされたとの連絡があり、早速水族館に搬入しました。

実際に見てみると、全身が赤と白のまだら模様となっており、漁師さんも 「こんなカニは初めて見た」 とのことです。

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甲羅の幅は約10センチ、重さ500グラムのやや小ぶりのオスのズワイガニです。出荷される一歩手前だったのか、腕には 「越前ガニ」 の証である黄色のタグが付いています。 白くなった原因はわかっていませんが、遺伝的に色素が無いのかもしれませんし、あるいは食べていた餌やすんでいた環境でそうなったのかもしれません。

ズワイガニの展示水槽に収容したところ、物珍しさからなのか、メスと勘違いしたのかわかりませんが、他のオスガニにハサミでいたずらされて困った様子でしたが、今ではすっかり落ち着いて水槽内のメスガニを追いかけ回しています。

この紅白の越前ガニをみるとなんだか縁起がいいのでは?と思います。ぜひ一度ご覧になられてはいかがでしょうか?

ちなみに、バレンタインデーにチョコがたくさんもらえますように、いい人が見つかりますように、とカニに願った職員もいたようですが、どうやらご利益はなかった模様です。

佐々木

2010年2月14日 (日)

-160- カミクラゲ登場

2月14日より新しく展示にカミクラゲが登場しました。

日本特産の長い髪の毛のような触手をもつクラゲです!!触手の付け根に赤い粒(眼点というもの)があるのですが、その粒のおかげで光を感じることができるクラゲです。

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去年はこのクラゲ、展示はしておりませんでしたが、バックヤードでは半年ほど生きておりました。今年は展示で長生きしてくれることを願ってがんばって飼育していきたいと思います!ぜひこのきれいなクラゲを見に水族館にいらしてください。

カミクラゲは本館の二階に展示しております。(状態によっては展示を中止することもございます。御了承ください。)

sadaaki

2010年2月10日 (水)

-159-リュウグウよりの使者!?

1月31日の夕方、「砂浜に不思議な生き物が打ちあがっています!」と一般の方が来館され実際に撮影された写真を見せてくださいました。

拝見させていただいたところ、どうもリュウグウノツカイのように見えましたが、はっきりとしないため、実際に見に行ってきました。現場は、波松と呼ばれる砂浜でした。後から来た人に分かりやすいようにと竹が2本立ててありましたので、すぐに見つけることが出来ました。近くに行って見ると、確かにリュウグウノツカイでした。

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ただ、体のあちこちが、傷ついたのか食べられたのかは分かりませんが、欠如していました。やや乾燥してきていたので、打ちあがって、少し時間が経っているようでした。体の各部位(測定可能な箇所のみ)を測って帰館しました。

私は、リュウグウノツカイは今までも何例か見たことはあるのでそれほど驚かなかったのですが、三河とか豊橋ナンバーの車が海岸に停車していて、海岸でサーフィンをされている若者が多くいらっしゃるのには驚きました。寒さが年々負担になってきている年寄りの自分には、遠いところからわざわざ寒い所にやって来て、しかも、水温11℃の海でサーフィンをするのはとても考えられません。いやー、若いというのは実にすばらしい。

さて、話が変な方向に進んでしまいましたが、今度は2月3日に、福井新港の防波堤のテトラポットにリュウグウノツカイが引っかかっていると、一般の方から連絡があったので、網や引っ掛け棒などを持って出かけていきました。悪戦苦闘して防波堤の上まで引き上げて、当館に持ち帰りました。測定してみると、全長は361cmありました。


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頭部の損傷が激しく、全身標本には出来そうになかったため各部位を測定し、解剖して胃内容物を確認し、生殖腺だけを採取しました。 この時期は、今回紹介した、リュウグウノツカイやサケガシラ、テンガイハタ、ユキフリソデウオといった普段見ることが出来ない魚が、岸近くで見つかったり、海岸に打ちあがったりします。特に、海が大荒れになった後に見られることが多いようです。

皆さんも、不思議な生き物を探しに海岸に出かけられてはいかがですか・・・

a-inagi

2010年2月 1日 (月)

-158-保護されたウミガメ、その後・・・

先月16日に保護され、当館に持ち込まれたアカウミガメのその後の様子についてお話いたします。

保護された当初は力無くグッタリしていました。体を温めるために、バケツに海水をはり、少し気温の高い部屋(かめ・かえる館のバックヤード)に置いて様子を見ました。
2日後に手で持ち上げると、バタバタさせる足に少し力が戻ってきたようなので展示水槽に移すことにしました。

いきなり展示水槽というのも可愛そうな気がしましたが、小さなアカウミガメの場合、水面に浮かんでいることが多いため、水面に油や不純物が浮かんでいると、それが元で目を傷めてしまうことがあることや、きれいな海水でないと体に病気が出やすいことなどから、飼育環境の整っている展示水槽に入れることにしたわけです。 水槽に入れると同時に、今までの狭いバケツから広い水槽に移された喜び?から前足で水をかきながら潜水して気持ちよさそうに泳いでいました。移動後、4日目頃から少しずつ餌を食べるようになり、フンも確認できたので、ホッと一安心といったところです。

今後も、注意しながら飼育を続けていきたいと思います

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展示水槽内を気持ちよさそうに?

泳ぐアカウミガメの子

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