-164-リュウグウよりの使者・再び?
25日、朝、知り合いの方より、「3mほどの長さの魚らしきものが、波打ち際近くを泳いでいる。
今なら、捕まえることが出来るかもしれない」という連絡をいただき、職員2名が直ちに現場に直行した。
魚の名前は定かではないが、状況から判断するに、どうもリュウグウノツカイなのではないか?しかも、生きているものを捕まえることが出来るかもしれない。滅多に遭遇することが出来ない出来事に職員の気持ちはいやが上にも高まったのであった。
そして、現場に到着し、彼らがそこで見たものとは・・・
実は、リュウグウノツカイではなくサケガシラという魚でした。
大きさも、当初聞いていた3mは無く、写真のような大きさでした。(サケガシラは成長しても2,5m程度といわれています)サケガシラも珍しい魚なのですが、リュウグウノツカイと比較すると、漂着したり、捕獲されたりすることが多くあり、今ひとつ、話題性は無いようです。
とはいっても、どこでどのようにして生活しているのかという基本的なことすら分かっていませんので、情報を仕入れておくというのは大変重要なことです。また、似たような形態をした魚にテンガイハタというものがいます。
しかし、このテンガイハタとサケガシラの区別が、当館の職員では良く分からないのです。いつか、はっきりとこうだと言えるように今後とも記録をとっていきたいと思います。
a-inagi