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2010年2月10日 (水)

-159-リュウグウよりの使者!?

1月31日の夕方、「砂浜に不思議な生き物が打ちあがっています!」と一般の方が来館され実際に撮影された写真を見せてくださいました。

拝見させていただいたところ、どうもリュウグウノツカイのように見えましたが、はっきりとしないため、実際に見に行ってきました。現場は、波松と呼ばれる砂浜でした。後から来た人に分かりやすいようにと竹が2本立ててありましたので、すぐに見つけることが出来ました。近くに行って見ると、確かにリュウグウノツカイでした。

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ただ、体のあちこちが、傷ついたのか食べられたのかは分かりませんが、欠如していました。やや乾燥してきていたので、打ちあがって、少し時間が経っているようでした。体の各部位(測定可能な箇所のみ)を測って帰館しました。

私は、リュウグウノツカイは今までも何例か見たことはあるのでそれほど驚かなかったのですが、三河とか豊橋ナンバーの車が海岸に停車していて、海岸でサーフィンをされている若者が多くいらっしゃるのには驚きました。寒さが年々負担になってきている年寄りの自分には、遠いところからわざわざ寒い所にやって来て、しかも、水温11℃の海でサーフィンをするのはとても考えられません。いやー、若いというのは実にすばらしい。

さて、話が変な方向に進んでしまいましたが、今度は2月3日に、福井新港の防波堤のテトラポットにリュウグウノツカイが引っかかっていると、一般の方から連絡があったので、網や引っ掛け棒などを持って出かけていきました。悪戦苦闘して防波堤の上まで引き上げて、当館に持ち帰りました。測定してみると、全長は361cmありました。


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頭部の損傷が激しく、全身標本には出来そうになかったため各部位を測定し、解剖して胃内容物を確認し、生殖腺だけを採取しました。 この時期は、今回紹介した、リュウグウノツカイやサケガシラ、テンガイハタ、ユキフリソデウオといった普段見ることが出来ない魚が、岸近くで見つかったり、海岸に打ちあがったりします。特に、海が大荒れになった後に見られることが多いようです。

皆さんも、不思議な生き物を探しに海岸に出かけられてはいかがですか・・・

a-inagi

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